小児やその家族、地域にも及ぶ活動。小児看護技術は多岐に渡ります

小児看護の特徴から学ぶ


多岐にわたる小児看護の特徴

乳児期から思春期までを対象としている小児看護。年齢の幅でいうと、0歳から16歳前後まで、小児期特有の病気を持つ場合は20歳ごろまでに対応しています。小児の身体の大きさや精神的発達から考えても、それぞれの年齢で違った対処が必要となるのは言うまでもありませんね。また、子どもの母親を中心としたその家族への対応も必要となります。さらに、健康な子どもの発達援助や病気の予防にも目を向けることが重要ともされています。
小児だけでなく家族へ、病気の子どもだけでなく健康な子どもも対象にと、小児看護に求められているスキルは多岐に渡っています。この特徴をよく踏まえて小児看護技術について考えていきましょう。

小児への関わり

赤ちゃんは産まれてからの1年間で目まぐるしい成長を見せます。その発達過程を知ることは、乳児期の小児への接する時、病気を知るため、母親へのフォローなどの面で大切です。幼児期も同様に、小児は身体的・精神的にどんどん発達していきます。健康な状態を理解した上でなければ、正しい小児看護技術を提供することはできません。
こどもたちは学童期・思春期になると、自分自身について考えるようになります。病気や怪我による不安をしっかり感じており、看護師はそこもフォローすることが大事。病気への基礎看護はもちろんですが、精神面など、さまざまな問題を捉えて支えてあげることも大切なんですね。

家族への関わり

わが子が病気で入院するという状況は、母親にとっては身を切るように辛い出来事です。私は「自分が変わってあげたい」と涙を流すママさんを何人も見てきました。病気に関する知識や対応、子どもへの向き合い方などについて、優しく時には厳しくフォローしましょう。兄弟がいる場合は、その子のことも見守れたらいいですね。また、病気によっては家庭内で処置を行うこともあります。その際の対応方法についての指導なども、小児看護に関わる看護師の役目です。
小児看護に任される仕事の特徴の一つには、対象は子どもだけではないということがあります。家族への精神的フォローや病気の知識の提供などを行い、頼られる看護師となりたいですね。

地域レベルでの関わり

専門看護師の役割の中に、教育・研究があります。これは小児看護技術をより深め、病気や障害を持つ子どもの家族への支援、看護職のスキルアップを目的としたもの。病院などの医療機関で働きながら、看護大学・専門学校などと協同研究を行ったり、特別支援学校に通う子どもを持つ家族を対象とした講座を行ったりと、専門家としての意見や情報を発信する場もあります。
病気の子ども・障害を持つ子ども・健康な子ども・家族・地域・医療機関・教育機関など、小児看護に関係のある対象はたくさん。集団や地域を対象にして幅広い活動を行うのも、小児看護専門看護師の特徴です。

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