資格取得の方法やその役割など。小児看護専門看護師の情報満載!

小児看護専門看護師を知ろう!

専門看護師といえば、将来のビジョンに加えたいという人も多い憧れの資格。興味のある方は、ここで資格取得への道や小児看護の役割、必要なスキルなどをしっかり確認しましょう。子どもたちや家族との関わり方、看護師としての成長へのヒントも見つかるかもしれません。

小児看護専門看護師に関する記事

看護師のキャリアアップを考える時によく出てくる専門看護師。では、そもそもどんな資格かご存知ですか?
日本看護協会が認定している専門看護師の分野は、全部で11種類。小児看護の分野はその中の一つで、2002年から認定が始まっています。質の高い看護提供はもちろん、子どもの療養生活を支えたり、成長や発達を見守るなどの役割もあります。
認定審査を受けるためには、受験資格を満たすことが必要です。その条件は、看護師免許、規定の実務経験、看護大学院での小児看護専門看護師過程修了です。場所・費用・学力などの問題で、大学院に2年通えるかが大きなポイントとなります。
また、「小児看護専門看護師になろう!」と思っても実務経験の年数などから、すぐには無理ですよね。目指そうと思ったら、数年後の認定審査に向けて、着実に調査や準備を進めましょう。

日本看護協会で専門看護師に求められている、6つの役割(実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究)。小児看護専門看護師には、対象を小児・家族・地域・看護職として、その役割を果たすことが求められています。
まだ話せない、言葉を知らないなど、自ら症状を伝えられない子ども。看護師が様子を観察したり、ママから話を聞いたりして、状態を把握しなければいけません。さらに、子どもの内に秘めたストレスを見つけて解消してあげることも大切。そのために鋭い洞察力が必要となります。また、子どもの病気は家族にとっても大きなショック。しっかりサポートして、家族の不安を軽減させましょう。家族の笑顔は、子どもを安心させるために効果的ですよ。
小児看護専門看護師に必要なのは、小児への看護だけではありません。そのために重要である鋭い洞察力と家族へのケアも大切なことなんですね。

小児看護専門看護師は、専門性の高い資格として日本看護協会に認められています。そのため、小児看護に関することならなんでも熟知しており、高い看護能力を持つことが求められます。
しかし、実際に小児看護の現場でポイントとなるのはコミュニケーション能力や経験などです。現場では、知識のみでは対応できない状況が必ず出てきます。そこでコミュニケーションが大切になってきます。常日頃から接することが多いほど、子どもたち個人の情報に詳しくなり、異変にスムーズに対応しやすくなります。また、経験が豊富なほど応用力が高まり、さまざまな場面で適切な行動が取れるのです。経験は簡単には手に入りません。日常で接する子どもたちが先生となり、小児病棟の看護師を育ててくれているのでしょうね。

小児ケアのスペシャリストとして活躍するためには、身につけたスキルを遺憾なく発揮できる職場探しがポイントになります。しかし、転職市場において引く手あまたの看護師は求人情報が豊富にあるので、希望に合った仕事を見つけ出すのは容易なことではありません。
そのため、条件にマッチする求人を効率良く見つけるために、私は看護師の転職に特化したサービスの利用をおすすめします。看護師向けの転職支援サービスは医療業界と密な関係にあるので、専門性が高く、質の良い求人と出会えるチャンスが多いのが特徴です。また、ネット上で求人検索をしたり、キャリアコンサルタントに転職の相談をしたりすることも可能なので、小児看護専門看護師の求人も見つけやすいでしょう。

小児看護専門看護師になると、小児ケアのスペシャリストとして一目置かれ、幅広い知識が求められます。そんな中、現場のさまざまな要望に応えられるキャパシティが欲しいのであれば、さらなる小児ケアの専門スキルを身につけることをおすすめします。そこでご紹介したいのが、小児ケアの現場でニーズが高まっている資格。ここでは、小児ケアに役立つ資格として「栄養管理」と「アレルギー」の専門知識を学べるものを取り上げたので、ぜひ確認してみてください。

く読まれている記事をPick Up !
  • 小児看護実習後の声

    看護学校での実習は、学生さんにとって緊張の日々ですよね。小児病棟での実習では、みんなどのような体験をしているのでしょうか?また、そこから学べるものとは?こちらでは、小児看護実習での実際の体験談を2つご紹介しています。患者は学童期と幼児期の子どもたち。さあ、どんな体験なのかチェックしてみましょう!

  • 小児看護の特徴から学ぶ

    小児看護の対象は0歳から思春期の子どもたち。では、小児看護では子どもたちだけ相手にするのかと言うと、そうではありません。家族の不安を取り除いたり、子どもの生活環境を支援したり、地域集団に講演したりと、活動の幅はとても広いのです。ここでは小児看護の特徴についてピックアップ。しっかり確認しておきたいポイントです!