病気はもちろん健康な子どもも対象。家族との関わりも重要な小児看護

小児看護とは?


病気の小児を対象に

小児看護とは、0歳の赤ちゃんから思春期の子どもまでを対象としている分野です。
医療機関、特に病院で小児看護の対象となるのは、病気の子どもたちです。と言っても、通院・入院している子どもたちの症状はさまざま。風邪・喘息・骨折・小児がん・白血病・小児糖尿病など、多岐に渡っています…。一口に「子どもが対象」と言っても、小児看護はとても広範囲をカバーしています。病院によって専門的に扱う分野はありますが、小児のための内科・整形外科・呼吸器科、などという風には分けられていません。
0歳の乳幼児と15歳の中学生への対応や処置が異なるのは、言うまでもないことですね。小児の成長と疾病の状況、家庭との関わり等をしっかりと見据えて病気や怪我の看護を提供することが大切です。

健康な小児を対象に

病気を知るには、まず健康で正常な状態を知ることが重要。そのため、看護学校・大学の小児看護学の授業では、健康な小児との関わりも学びます。看護師資格を持っている人は、保育園実習で年齢によって活動・理解できることに差があることを体感してきと思います。
小児看護の分野でも、健康な小児を対象とした役割があります。医療現場では予防接種が代表的。学校などで内科検診補助・性教育を行うこともあります。また、家庭環境に目をむけ、子どもたちが親・兄弟・祖父母はもちろん、地域との関わりも含めてどのような生活を送っているのか、また、どのようにしたら健康に育つのかを考えることも大切です。
私たちは、誤飲による窒息や虐待など、子どもたちに起こりうる悲惨な出来事を、できる限り防ぎたいという思いを抱えています。病気の子ども、健康な子ども、どちらにも少しでも多く笑顔でいてほしいですね。

ご家族への対応も大切!

対象のメインはもちろん子どもですが、そのご家族、特に母親とのつながりは小児看護に携わる看護師にとっても大切です。病気で入院している子どもにとって一番心の支えとなるのは、やはり大好きなママやパパ。そのママたちにはこちらが助けられたり、助けたりと、関わりが深いのです。
子どもの普段の生活や、好きな食べ物・おもちゃ・遊び・キャラクターなどを知るには、ママなどご家族とコミュニケーションを取ることが大事。入院している子どもに、少しでも多くの時間を笑顔で過ごしてもらえるよう、看護師も必死に頑張っています。
また、子どもが病気という状況は、ママにとっても大きなストレス。重い病気であれば「気が気ではない」というのが本音だと思います。それでも、子どもを不安にさせないため、涙に明け暮れることはできないのです。そこを看護師がフォローしなければなりません。
看護師とママの関わりは、双方にとって重要なんですね。

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