再確認!小児看護学の基礎!対象年齢・発達過程・病棟実習について

小児看護学を見直そう!

小児看護学では小児を対象に、健やかな成長の促進・健康増進・発達のサポート・苦痛の緩和・家族の支援・疾患の管理を目的としています。幅広い年齢を対象とし、子どもたちはさまざまな発達をとげていきます。小児看護に関わるには、病気のことを知る他にも、大切なことがあります。小児看護学を基礎から見直してみましょう。

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小児看護の対象となるのは、0歳の乳児期から思春期までとされています。大人と違い、小児のための内科や整形外科などは特に分類されておらず、小児看護のカバーする分野は多岐に渡っています。小児看護の特徴は、その対象の幅広さ。赤ちゃんと中学生では体のつくりや機能、食事などが異なります。乳幼児であれば意思の疎通も困難。そういったこと全般をよく理解することが必要です。
そして病気を知るには、まず健康な状態を知ることも大切なこと。看護学生は保育園実習で元気な子供たちと接しています。また、学校での予防接種や性教育なども小児看護の範囲。健康な小児も対象としているのです。
子どもの身近な存在である、両親や兄弟などとの関わりも重要。普段の生活情報を教えてもらったり、家族側の不安や負担を軽減することも小児看護の役割です。

学生の現場実習というのは、プレッシャーと緊張で大変なものですよね。私は看護学校・大学で経験する小児看護実習は、学生にとって大切な経験ができる場であると思います。まだ子育ての経験がない学生たちにとって、乳幼児や学童期の子どもたちとの触れ合いは新鮮で難しいもののようです。
では学生たちは、小児病棟でどのような子どもと出会い、接しているのでしょうか?ここでは、小児看護実習で学童期の男児、幼児期の女児と出会った経験についてご紹介しています。そこから見えてきた課題や解決策についても考えています。子どもと学生、どちらもまだ不器用ですが、どちらも一生懸命なことが伝わりますよ。
これから小児看護実習やその他の実習を行う際の注意点としても役に立つかもしれません。参考にしてくださいね。

乳児期・幼児期・学童期・思春期の子どもたちが小児看護の対象となります。一言で「小児」と言っても、赤ちゃんと中学生では、見た目や体の機能、生活も全く異なっていますよね。したがって、看護の方法や関わり方も大きく異なるのです。
小児への看護には病気を知ること以前に、健康な状態や発達過程を知ることがとても大切。正常な機能や状態が理解できなければ、病態を把握しての看護提供はできないでしょう。
ここでは、赤ちゃんである乳児期から、子どもが大人に変化する思春期までの発達過程をまとめています。それぞれの時期に、どのように身体的・精神的発達をしていくのかを確認してください。

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