子どもやママとの関わり方が大切!小児看護専門看護師の役割とは?

重要な役割を担う小児看護専門看護師


小児看護専門看護師の役割とは?

日本看護協会では、専門看護師に6つの役割を求めています。小児看護の分野においては、次のようになります。

①実践:小児やその家族、または集団に対して卓越した看護を提供する
②相談:看護職や母親など、ケアを行う人にコンサルテーションを行う
③調整:円滑にケアができるよう、小児・家族・医療機関・学校間のコーディネーションを行う
④倫理調整:小児や母親、その家族など、その権利を守るために倫理的問題の解決に努める
⑤教育:小児看護に携わる看護職に対し、スキル向上のための教育・指導を行う
⑥研究:小児看護領域で専門的スキルを向上させるための研究活動を行う

ただ小児の看護を行うだけでなく、看護職や家族、社会との繋がりにも目を向けるよう求められています。教育や研究活動も役割とされており、その活躍は医療機関だけに留まりません。幅広いフィールドで小児看護に携わりたい方、意欲的な方におすすめします。

洞察力を磨く!

小児看護専門看護師は乳幼児からを対象としているので、まだ言葉を話せない患者にたくさん出会います。普段と違った様子で泣き止まない赤ちゃんであれば、きっとどこかに不調があるはず。でも、「頭がガンガンする」などと教えてくれるわけはありません。毎日様子を見ているママでさえ、おろおろして分からないということもあるでしょう。そこで、看護師が鋭い洞察力で不調の原因を見抜くことが求められるのです。顔色や泣き声、お腹など体に触れたときの反応から赤ちゃんが泣く原因を掴みましょう。
小学生以上では、コミュニケーションも上手く取れるようになってきます。しかし病気と戦う子どもたちはストレスも多く、たまに嘘の症状を訴えたりする子も。子どもたちの症状はもちろん、抱えている悩みやストレスを見つける洞察力も必要です。適切にケアしてあげたいですね。

家族へのケアも大切!

小児看護専門看護師は患者である子どもたちのその家族、特にママさんと接することが多くあります。産まれたときから病気を抱えている、事故で骨折した…など、子どもが病院に行く場面はさまざま。そんな時ママは「大丈夫だよ」と子どもを安心させながら、一方で自分も大きなショックを受けているもの。現状や今後のことなどを丁寧に説明し、少しでも不安を取り除いてあげましょう。ママや家族の笑顔は、子どもたちにとっても嬉しいものですからね。
また、看護師側からも家族と接することに大きなメリットがあります。家庭や学校での生活、好き嫌いなどの情報は、子どもとコミュニケーションを取るため、精神的ストレスを軽減させるためにも必要なこと。毎日一緒にいる家族にしか分からない話を教えてもらいましょう。
小児看護で大切なのは子どもとその家族、生活環境にも目を向けてケアすること。専門看護師となれば、より求められる役割です。

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